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本の特送便 梅書房 > 「核抑止論」の虚構
978-4-08-721372-0 「核抑止論」の虚構 新製品
「核抑止論」の虚構
¥1,265   在庫有り
集英社新書 1272

豊下楢彦/著

集英社

2025年7月

新書・選書/教養/集英社新書


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【内容】

2025年は広島・長崎が核攻撃を受けて80年となる。この人類的な悲劇を背景に「核のタブー」が生み出されてきた。

しかし、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるガザのホロコースト、「台湾有事」の切迫、北朝鮮の核開発とイランの核問題、印パ紛争、そして「核のボタン」を弄ぶトランプの再登場、さらにイスラエル・イランのミサイル攻撃に対するアメリカの軍事介入など、核使用の危険性がますます高まっている。

そもそも、核保有を正当化してきた核抑止論は”脅しの信憑性”を核心に据えてきたが、その根底には「狂気」が孕まれている。

こうした核抑止論の本質を歴史的、論理的に解き明かし、核廃絶に向かう道筋と日本の採るべき選択肢を提起する。


【目次】

序章  『博士の異常な愛情』の戦慄

第1章 エルズバーグと「狂気の沙汰」

第2章 核戦略論の陥穽

第3章 「狂人理論」の展開

第4章 「一方的軍縮」の論理

第5章 先制攻撃論と「狂人」

第6章 「核の復権」とは何か

第7章 北朝鮮とイスラエル

第8章 「トゥキュディデスの罠」の罠

第9章 「トランプの傘」という狂気