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978-4-08-721372-0
「核抑止論」の虚構
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¥1,265
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| 【内容】 2025年は広島・長崎が核攻撃を受けて80年となる。この人類的な悲劇を背景に「核のタブー」が生み出されてきた。 しかし、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるガザのホロコースト、「台湾有事」の切迫、北朝鮮の核開発とイランの核問題、印パ紛争、そして「核のボタン」を弄ぶトランプの再登場、さらにイスラエル・イランのミサイル攻撃に対するアメリカの軍事介入など、核使用の危険性がますます高まっている。 そもそも、核保有を正当化してきた核抑止論は”脅しの信憑性”を核心に据えてきたが、その根底には「狂気」が孕まれている。 こうした核抑止論の本質を歴史的、論理的に解き明かし、核廃絶に向かう道筋と日本の採るべき選択肢を提起する。 |
| 【目次】 序章 『博士の異常な愛情』の戦慄 第1章 エルズバーグと「狂気の沙汰」 第2章 核戦略論の陥穽 第3章 「狂人理論」の展開 第4章 「一方的軍縮」の論理 第5章 先制攻撃論と「狂人」 第6章 「核の復権」とは何か 第7章 北朝鮮とイスラエル 第8章 「トゥキュディデスの罠」の罠 第9章 「トランプの傘」という狂気 |