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本の特送便 梅書房 > 国を愛する心 小学館新書
9784098252671 国を愛する心 小学館新書
国を愛する心 小学館新書
¥821   在庫有り
三浦綾子/著
出版社名   小学館
出版年月   2016年4月
頁数・縦   222P 18cm


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【内容】

“今を生きる"私たちの魂に響くエッセイ集

 『氷点』『塩狩峠』『銃口』――。数々の名作を発表してきた三浦綾子はまた、多くの良質のエッセイも書き遺している。幅広いテーマのなかから、戦争や平和、人権、教育といった社会問題について書かれたものを厳選してまとめた一冊。大半が単行本未収録の、“今を生きる"私たちの魂に響く提言集になっている。
 三浦綾子は、戦争中に教師という立場にあった自らの罪を認めながら、次代を生きる者たちのために、さまざまな問題に言及する。太平洋戦争を「侵略戦争」と言い、「過ちを過ちとしない限り、幸いな次代をもたらすことはできない」と書く。平和憲法を評価し、安保条約や国家機密法、自衛隊の海外派兵に異を唱える。原子力発電所については、「一日も早くこの世界から原発のなくなる日を」と結ぶ。また、「愛のないところに、真の教育が成り立つはずがない」と、人間が人間を教えることに心を寄せ続ける。


【目次】

1 戦争と平和
 「剣によって滅ぶ」
 国を愛する心
 いよいよ目を覚まして
 私と八・一五―“軍国乙女”だった私 戦争の道もう二度と
 真の平和を願って ほか

2 家族と教育
 ほんとうの教師とは?
 戦争中のこと
 黒い川の思い出
 歌志内と私
 不徳のままに ほか


【おすすめ】

 本書で取り上げられた多くのテーマは、解決できていない。原発事故を経験し、安保関連法案が成立、憲法改正も現実味を帯びてきた今だからこそ、胸に鋭く突き刺さる言葉の数々。つねに弱者の立場に立ち、キリスト者のまなざしで語られたエッセイ集。