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本の特送便 梅書房 > シンデレラが語るシンデレラ
9784771110250 シンデレラが語るシンデレラ
シンデレラが語るシンデレラ
¥1,100   在庫有り
1人称童話シリーズ Vol.2

クゲユウジ/文
柴田ケイコ/絵

高陵社書店
2017年8月
児童/創作絵本/日本の絵本


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【内容】

まさか私、このクツをそのままに?主人公視点で物語を体験する1人称童話シリーズ。




【おすすめ】

 もしあの童話の主人公が自らの口で語ったら。「シンデレラが語るシンデレラ」は、前作・桃太郎に続く「1人称童話」のシリーズ二作目です。

 「昔々あるところに…」でおなじみのスタンダードな昔話は、決まって3人称、いわゆる「ナレーション」でえがかれています。3人称から1人称へ。客観から主観へ。このシリーズでえがかれるのは、主人公の「たとえば」の胸の内。

 シンデレラは何を思い、何を見つめ、何を求めていたのだろう。主人公視点で物語を体験する1人称童話は、つまるところ「まなざしと気持ちの絵本」といえるのかもしれません。

 この本の大きな楽しみのひとつは、読んだ後にあります。「もしきみがシンデレラなら?」そんな問いかけが本の最後には待っています。お子さま自身が「もし自分なら…」を考える。たとえば継母と最初に会ったときとき、舞踏会に出かけたとき、ガラスのクツが脱げたとき、自分ならどんな気持ちになるだろう。

 もちろんそこに無二の正解はありません。作品の中に身を置いて、そこに現れる「心」や「行動」を自由に考えてみる。それは、想像力を遠くのびやかにし、そして自分以外の誰かを思う繊細な心配りを育みます。