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本の特送便 梅書房 > 法廷で裁かれる沖縄戦 初めて問う日本軍の国家賠償責任 被害編
9784874985960 法廷で裁かれる沖縄戦 初めて問う日本軍の国家賠償責任 被害編
法廷で裁かれる沖縄戦 初めて問う日本軍の国家賠償責任 被害編
¥5,400   在庫有り
瑞慶山茂/編著
出版社名 高文研
出版年月 2016年6月
頁数・縦 551P 21cm

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【内容】

沖縄戦被害の国家賠償責任を問う!米軍の砲撃、空爆、掃討、日本軍の壕追い出し、食糧強奪、「集団自決」、住民殺害、戦争孤児…。そして戦後70年以上が過ぎても、沖縄戦のPTSDなど外傷性精神障害で苦しむ人びとの今日にまで繋がる深刻な被害実態と、精神科医の診断と鑑定で、沖縄戦被害の重さを改めて伝える。

【目次】

法廷で裁かれる沖縄戦【被害編】もくじ

◆――はじめに                     瑞慶山 茂

Ⅰ章 《特別寄稿》
   那覇地裁請求棄却の批判的検討           西埜 章

  Ⅰ被害事実の認定についての疑問
  Ⅱ法律の解釈適用の誤り―国家無答責法理の適用について
  Ⅲ法律の解釈適用の誤り―公法上の危険責任について
  Ⅳ法律の解釈適用の誤り―立法不作為の違法性について

Ⅱ章 《特別寄稿》
   沖縄戦とはどのような戦争だったのか        大城 将保

  1太平洋戦争と全島要塞化
  2防衛隊・学徒隊・義勇隊
  3沖縄戦の経過
   (1)米軍の沖縄攻略作戦
   (2)沖縄本島上陸作戦
   (3)北部・離島の戦況
   (4)中部戦線の激闘
   (5)地獄図の南部戦線

Ⅲ章 沖縄戦における被害実態
   ―沖縄戦被害・国家賠償訴訟原告79名の陳述書から

Ⅳ章 沖縄戦に起因する
   精神的被害(外傷性精神障害)の実態・診断と鑑定
   ―診断書と鑑定書を読み解く

  ◆沖縄戦による外傷性精神障害診断・各所見一覧表
  ◆外傷性精神障害の症状発症時期
  第1 沖縄戦の戦時・戦場体験による外傷性精神障害(精神的後遺障害)
  第2 診断者・鑑定人 精神科医蟻塚亮二氏の略歴・専門分野及び診療活動
  第3 原告37名に対する診断と鑑定内容

【資料編】
 ・原告名簿
 ・原告代理人名簿
 ・提訴経過一覧
 ・口頭弁論経過一覧
 ・原告各人の被害内容一覧表
 ・被害類型原告一覧表
 ・提出証拠等一覧
 ・那覇地方裁判所判決文
 ・本書関連の用語解説

【おすすめ】

 ポツダム宣言受諾、アジア太平洋戦争の終結にあたり日本政府は、「終戦の詔書」と一体となる内閣告諭で「戦死者、戦災者ノ遺族及傷痍軍人ノ援護」を約束した。
 しかし日本政府は軍人・軍属中心の援護を行い一般民間戦災者の援護はしてこなかった。2012年8月15日、沖縄戦民間被害者が謝罪と償いと平和を求めて、初めて国家損害賠償請求を提訴した。

 2016年3月16日、那覇地方裁判所は戦争被害の多くを事実認定しながらも、PTSDなど精神的被害は無視し、原告の訴えを全面的に退けた。79名の原告の詳細かつ切実な被害実態と、精神科医の診断書と鑑定書で、今日にまで繋がる沖縄戦被害の重大さを改めて伝える。